
今回のアキタジンは・・・秋田市手形で革製品を制作・販売しているBUZZ GOLD(バズゴールド)店主・立石金晴さんにアキタジン!!
全ての作品が手縫いで作られていて、世界に一つだけのレザーアイテムを制作しています。
ある日偶然"革"と出会い修業を積んで、地元秋田で制作している立石さん。今回は忙しい中、実際に財布を作っていただきました。では、では、今回も密着です!!!
立石金晴さん プロフィール
立石 金晴 Tateishi Kaneharu
生年月日:1972年6月15日
血液型:A型(今まで調べた事がないからたぶんA型だと思う・・・)
出身:大館市
趣味:バイク、放浪、アウトドア、旅
ニックネーム:金ちゃん
まずは、お店紹介から

お店をOPENして今年で5年目です。
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ショーウィンドーには、 |

お店に入ると、店主自ら天然木を使用し内装を手掛けた店内がお出迎え!!



店内には、様々な革製品やコンチョなど楽しめるものばかり!!
おっ、立石さん発見!!後姿ですが・・・。

革製品だけでなくこういった商品も取り扱っています。

ビーズの種類・数も豊富です。

お店オリジナルの服も取り扱っています。
まだまだ沢山の作品がありますので、もっと見たい方はお店へ!!
ホームページでも見られますよ!!
BUZZ GOLD店主・立石さんの登場です!!

今日は、よろしくお願いします!!

お店オープンの準備です。 立石さん「お~腰イテ~」

神様に、今日1日を迎えることができた事を感謝して、
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仕事モードON!
早速注文の問い合わせが!!
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「郵便を開けるのが毎日の日課かな」
と立石さん。 |
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イベントに出店するようで、書類に記入です。

何のイベントかとういと・・・

岩手県藤沢であるバイカーズミーティング「V-RALLY」に出店です。
詳しくはお店へ!!

材料の仕入れで業者にTEL。
「12時開店の21時閉店で、その後注文の制作を明け方5時頃までやって、風呂行って自分の自由時間(ネットやったり)をしてから寝る感じかな。毎日こんな感じですよ。」立石さん。

作品によって、道具を使い分けながらの制作。
これは、ほんの一部です。
さ~、それではいよいよ財布を作っていただきます!!
財布制作、まずは・・・

前もってきる所に印をつけてから、ナイフを使い革を切っていきます。

財布の全パーツが揃いました!!
これが、長い時間をかけて一つの作品となります。

革の1部分薄くするため「革漉機」を使います。機械が登場するのはこの時だけでした。

へり落としの作業。
角を取る作業です。

これが角を取る前の状態で、

道具を使って、こうなります。

道具も作品によって使い分けるそうです。

「革って、表はつるつるだけど裏面は毛が立っているので、それを整えるために塗ります。何を塗るかはヒ・ミ・ツ」と店主・立石さん。

全ての裏面に塗っていきます。塗られてない所は、接着部分です。

角を取ったところに、染料を塗り綺麗にします。
後で更に綺麗になるように磨きますよ。

接着箇所にボンドを塗り、接着。

おっ、何やら穴を空けていますよ。

穴を開けたところに針を通して縫っていきます。
これが職人技・・・

凄く早く簡単そうにやっていますが、実際にやってみると、まず針が通らない!
「簡単そうに見えるけど、実はこれができるには時間がかかる。登龍門みたいな感じ。」
本当に針が通らないんです!!これは発見です!!!

糸の先を火で溶かして、

糸が通ったところ分かりますか?
こんな感じで、

穴を開け、

糸を通していき、

カードケースの完成です!!
次の作業は?
次に、小銭入れの部分

接着部分に印を付けます。
小銭入れの内側です。

小銭入れには欠かせないファスナーを加工。

角を500円玉を使って丸くします。
お~っと、ここでお店オリジナルの打刻が登場!!

この段階で、お店の名前を入れます。

いい感じ!!
おっ、来客です。
「いらっしゃいませ~」
お客様とのコミュニケーション
OPEN当時からの常連さんで、

親しげに会話する立石さん。

おっ、何か発見した様子。

常連さんが購入した時計が気になったようで、立石さんも時計には詳しいみたいですよ。
その後、車を見に行ったりして親しみやすいコミュニケーションでした。
(常連さんの彼女が、キーリングを購入。「ありがとうございました、またよろしくね」と笑顔で見送っていますよ)
財布制作は続きます。

ぬいしろ(穴を開ける時の印)。

加工したファスナーを装着して、

穴を空け、縫います。

逆側も同じようにやって、

だんだん形が見えてきましたよ。

ファスナー装着完了!!ここから・・・

ボンドを付けて合体!!

お札部分と合体させるため、装着部分を削り、

削ったところにボンドを付けます。
手前がお札部分です。

2つを合体させて、

本体にしっかりあっているか確認し、

ぬいしろ(穴を開ける印)をして、

穴を開け、縫っていきます。

縫ったら、本体に合わせ、

今度は、本体と一緒に穴を開け、縫うと・・・

小銭・札入れの完成です!!

先ほど作ったカードケースにボンドを塗り本体に合わせます。

だんだん全体の形ができてきましたよ!!

制作中にも、来客あり、電話での注文ありで忙しいです。

合わせたところの余分なところを切り落とし綺麗にします。

見えてきましたね~。まだまだ完成ではないですよ。

穴を開け、縫っていきます。
「基本的には、この作業の繰り返しですよ」立石さん。

縫ったら、コンチョ部分の制作に入ります。

ボンドで付けて、

余分な部分を整え、穴を開けます。

ん~~っ、なんだこれ!?
「ボンドが手に付いて同じところに付けていたらなっちゃった。これは2年半くらいで」

「これは、修業時代の最後の2年間のやつかな」と立石さん。

と言っているうちにできちゃいました。
まだ完成ではないですけどね。
ここでインタビューしちゃいましょう~!
立石さんにインタビュー
<革細工を始めようと思ったきっかけ>
師匠に誘われたからですね。師匠というのは「ビーズ屋公ちゃん。」なんですけど。
誘われたきっかけは、バイクで旅をしている時に北海道で師匠と出会って、それから話すようになって。師匠はそういう商品を作り、バイクに積んで 売りながら旅をしていたんですね。だんだん仲良くなってきて、師匠はバイクのイベントによく出店していて、自分もそういうイベントによく行っていたから。最初はお客さんとしてだったんけど、それが友達になって、旅先でお店の手伝いをするようになっていて、その時師匠はまだ店を持っていなくて、自宅で制作して旅先で売っていたんだけれど、工房を持つという話になったときに、従業員を募集していたんだけど、俺に声がかかったのね。その時に若い時から商売をやりたくて、社長になりたかったのね。で、理容師を目指したんだけど妥協して、洋服屋さんをやりたかったのね。師匠に「いずれは自分の店を持ちたいから、ずっとは働かない」って言ったら、師匠が「じゃ教えるから仕事手伝ってもらって将来は独立してもいいよ」って言われたからやろうかと。それから6年弱修業したね。
<革細工の魅力は>
1枚の革からいろんなものができるし、いろんな形に変わっていくところが魅力かな。
<制作するにあたり心がけていること、大切にしていること>
同じクオリティで同じように作業していくことは当たり前だけど、あまりにも革が主張しないように作ることを心がけているこ とかな。しっかり丈夫に作ることはもちろんだけど、例えば「革のカバン」「革の財布」が欲しくて買ってくれているんだけど、「革のカバン」「革の財布」っ て見られては駄目なんだもんね。これは、うちの師匠の師匠の言葉なんだけど、うちの師匠の師匠が世界大会のチャンピオンで、そういう教えで、財布を作って いるから財布に見られればいいのよ。革が主張しすぎてはいけないのね。最初に「革の・・」と言われては駄目なのね。だ からシンプル目に作っている。「革の財布」と見られる必要がない。財布を作っているのに革が主張してしまうと、自分の作った財布に魅力を感じてもらえなく なる。「財布」って見られるといい。こういう風に言われているけど、究極過ぎて未だにわからない(笑)。
高い技術があっても、売れないと商売にならないから、これが芸術家と職人さんとの違いだね。高い技術の結晶を、時間をかけて一つの作品を作るのがアーティスト。売れる商品を作るのが職人さんだね。だから俺はアーティストにはなれない。あくまで職人だね。
<製作していて楽しいこと>
やっぱり物を作ること。小さいころから手先が器用だったし、何かを作るということは小さいころから好きだったから、制作業に就いていることが楽しいし、好きなことをやれていることが幸せなことだよね。
<逆に大変なこと>
同じことの繰り返しだから、同じことを繰り返していかなければいけない事が大変だし、革もいつも同じ革じゃ ないし、いろいろな状況によって作っていかないといけないし、さっきも言ったけど同じクオリティで同じように作業していかないといけないし、同じものでも しっかりと同じように作っていかないといけないし、地味だけど大変かな。同じ値段でお客さん買ってくれるから、見比べた時に違うと思われると駄目だし、で も革の使っている部分が違うから同じようにはならないけど、同じように見せないといけない。大変なことはこれかな。
<作品を注文して手元に届くまでどれくらい>
今は、フルオーダーして2ヶ月くらいかな。
<こだわりの点は>
壊れにくいように作ろうとする作り方になっているし、丈夫にバランスよく作っている。ごつくなくシンプルに作ることかな。シンプルに作ることって難しいからね。
<最近のマイブームは>
最近ネットでお取り寄せしているけどね。
食べ物で地元に売っていないものをお取り寄せ。1ヶ月に1回だけ飲むんだけど、その時に楽しむつまみ的な感じかな。地元だとスーパーに行くと、同じものになってしまい飽きてしまうからから、普段とは違うものを食べて楽しむ感じ。普段は食べられないもので楽しむ。
今度は狙っているのは、花畑牧場の「カチョカバロ」っていうチーズ。なかなか手に入らないけどネットだと売っているのよ。今度の飲み会までには手に入れたいね。
<疲れた時の解消法>
普段は仕事している時間帯(21時~5時)に寝るともの凄く休まるね。
でも、たまに師匠からその時間に電話が来て「ちゃんと仕事してるか~」って言われる(笑)。
<好きな食べ物>
カレー!!中辛がベストだね。
それと納豆が好きだね。
<嫌いな食べ物>
基本的にはない。
ただ、食べるけど「粕漬けの焼き魚」は好きじゃない。食べるけどね。
<好きなタイプの女性は>
言葉使いの奇麗な人が好き。
<どんな子供でしたか>
ガキ大将だったね。
自分が先頭になって遊んだりすることが多かったね。
あとは、人間観察をよくやっていた。昔やんちゃしていたからね。その経験が生きているのか、だいたい7割くらいは見た目で分かる。たいていそれが当たっているね。
<自分の信念>
師匠が怖いから、師匠が見ていたらどう思うか、神様が見ていたらなんて思うかを常に考えて、怒られないように、常にだれかに見られていることを意識して行動するようにしている。プライベートでもね。モラルにうるさいから、うちの師匠は。
<これからの目標>
人生の目標は、退職したら暖かいところに行って、小屋建てて、動物飼って、魚採って、自給自足の生活をしたい。島でもいいし、そういう素朴な生活がしたい。こういう生活をするために、やりたくないことをやっていかないといけない。やりたいことをやるために、やりたくないことをやっていかなければいけない。その逆もあるよね。でないと手に入らないよね。大きな物を作るには同様の物を失わないといけないからね。人と違うことをすれば違うものが手に入る。人と違うものっていうのは、意外と簡単なものだったりするんだよね。みんながやりたくないものをやる。意外といっぱいあるからね。
修業時代は、全然遊ばなかったからこそこの店を持つことができたからね。
<悩みを持った人にアドバイス>
直接話をすれば言ってあげられるんだよね。
ん~、人に話すことかな、悩みを人に話す。人に話せることができれば楽になると思う。人に話せなくて自分で追い詰めている人がいるけど、自分の中だけでは悩み事を消化できないことだから、人に話せないということは自分が悪い。ほとんどの人は、自分の中だけでは消化できないと思うよ。やっぱり悩み事は、人に相談した方がいい。
人間って、夜一人になると良からぬことを考える。妄想するってことだよね。昼間は社会の人間として外に出て動いているから、妄想もしないし良か らぬことを考えない。緊張しているから。夜も友達といれば昼間と同じだから、妄想もしない。友達の前では悩む姿も落ち込む姿を見せたくないでしょ。だか ら、一人でいる時間を少なくすれば悩むこともないし落ち込むことがない。考える時間を作らなければいいこと。夜に一人でいる時間をなくせばいいこと。
<好きな言葉>
「やりたいことがやりたい」
何でも常にやりたいことをやりたい。全て。
て言うことは、普段の生活の8割9割はやりたくないことをやらなくてはいけない。バイクを買う為にお金を貯めなきゃいけないし、タダでは手に入らないからね。
ありがとうございました。
財布もそろそろ出来てきましたよ~。
そして財布完成へ
そろそろ完成ですよ。

角を綺麗に削り、染料を塗ります。

ヘチマを使って磨いていきます。
「磨く作業も凄く難しくて、技術が必要。力を入れちゃうとダメだし。力を入れなくてもできるように制作の中で下処理をしっかりやることが大切。
磨くことで、革の劣化を防ぐし、こういうところが手作業の革製品って感じるよね」と店主・立石さん。

磨いているのと、磨いていないのでは、全然違いますよね。
仕上げに

コンチョを付けていきます。

ピッチが速くなってきました!!

内側は下敷き(シルバーのやつ)を敷いて、付けていきます。

最後にウォレトロープを付ける金具を取り付け
財布の完成!!

中はこんな感じになっています。

完成した作品を、店頭へ!!

「うれしい瞬間だよね~」と立石さん。

最後に立石さんと財布の2ショットで、
密着完了!!!
立石さんありがとうございました!!
<編集後記>
今回初めて間近で革製品ができるところを見せていただきましたが、ストレートに「面白い」が、最初に出てきます。1枚の革から財布が出来上がっ ていく技術は本当にすごいと感じました。実際に私も革製品を持っていますが、ちょこちょこ立石さんに手入れの仕方とかを聞いています。今回、本当に生き物 だと実感しました。
忙しい中、取材にご協力いただきありがとうございました。今後もいろいろと教えてください、お願いします。
次回のアキタジンもお楽しみに・・・!!



















